子猫が捨てられているのを見た時、動物好きの人なら誰でもどうにかしてあげたいと思う事があると思います。中には家で育ててあげたいと思う方もいると思いますが、まず何をすればいいのか分からないという声もよく聞きます。

　そこで子猫を拾ったときに注意すべき点や育て方をまとめてみました。捨て猫には２種類の場合が考えられます。 1つは人間が面倒見切れずに意図的に捨てたもの、もう1つは親猫が捨てたものです。 どちらの場合も、捨てられていた時間が短ければ短いほど助かる可能性は高くなります。

　注意が必要なのは、親猫が育児をするのが嫌で捨てたのではない時です。親猫は、わざと捨てる場合があるのです。それは、この子猫は育たないと親猫が判断した時です。私たち人間には区別がつきにくいですが、天性の異常を持っている子猫や、虚弱体質の子猫を親猫は見抜きます。その場合、捨てられた子猫はかなりの確率で命を落としてしまう事があります。

　子猫を保護して育てたい場合、確実なのは一度動物病院に連れて行くことです。 病院に行くことで正確な体重や健康状態、生後どのくらいかが明確に分かります。特に小さい子供がいる家庭や動物アレルギーを持つ人がいる家庭の場合は、拾ってきた子猫を家の中に入れると、感染症にかかる可能性があります。また、子猫についていたダニが家の中で繁殖する危険性もあります。